今日は僕の人生の師と会い、今、そしてこれからをどのように生きていくべきなのかというヒントを頂いた。我々音楽家が世の中に問うていかねばならぬ事、豊かな生活に必要不可欠な「本物の音楽」を発信し続ける事の大切さを改めて確認する事ができた。僕の身体から表現される音楽がもし誰か一人でもその人生に良い力をお与えする事ができるのなら、それは人生の全てを捧げるだけの価値のあるものだ。辛い事から逃げる事ばかり考えないで、真正面からぶつかってみると意外と問題は消えてゆく。心が豊かになった瞬間に、悩んでいる事がどんなに小さかったかに気がつくことは良くある事ですね。じっくり話した後、とある焼肉人気店に。肉はきわめて上質、特にホルモンは味わい深くやわらかく、その評判のよさの一端を満喫する。ただ店員がきわめて五月蠅い。会話はおろか話を聞くことも難しい。どういうシチュエーションで食事を楽しむかは客に任せて欲しい。というか、そういう店は僕らが行かなければ良いのだな。一つ勉強。で、その後近くのもんじゃ街へ。そこには日本人の持つ「懐かしさ」があった。おそらく心に抱く「東京下町」のカタチ。鉄板にこびりつく焦げをこそぎながら、どこか自分の居場所を感じるようだった。あれ、これって音楽と一緒じゃないか?安心感とわくわく感が同居するワンダーランド。妙に納得し、今日ここにたどり着いた必然の偶然に感じ入る。帰りがけにわが師が「ああ、もんじゃは楽しかったな」と子供のような声を上げていたのは印象的であった。
