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2008年12月 アーカイブ

2008年12月06日

えらくサボってしまった

イタリアは真冬となりました。駅のホームの冷え込みのきつい、モデナらしい寒さにほっとする気分です。明日はミラノ、明後日から1週間ほどパリに行ってきます。ここより寒いんだろうな。毎日ライス先生とともにカルメンを体に叩き込んでこようと思っています。帰伊後はスカラの「ドンカルロ」これは楽しみです!皆さん風邪引かないように。僕は引きそうになると、紅茶でのうがい(倍に希釈)と平石先生のにんにく注射でばっちり直します。今年は結構菌が蔓延するとのこと、僕はインフルエンザ予防注射打ちました。寒さに負けずに、明日からもがんばります。

2008年12月13日

6日間のレッスンを終えました

パリのマダム・ライスの元での6日間のレッスンを終えました。なんと充実した毎日であったことか!肌を切るような冷たい風や、灰色にくすんだ建物の壁や、頼りなさげに立つ屋根のアンテナを眺めながらレッスンに通う毎日は、学生時代の自分にすっかり戻ってしまいました。こんなすばらしいチャンスを得て、どうせやるなら最高のカルメンにしたいから、気合を入れて準備をしています!今回のホテルはプランタンやオペラ座のすぐ近くでしたので生活にも超便利で、充実した時間をすごせました。ちょっとはフランス語うまくなったかなあ?

2008年12月26日

日本へ無事帰りました

日本に帰りました。今回パリが長かったので、身体があらかじめ冬用に成っていて、日本もぽかぽかして感じます。と思ったら本当に暖かいのですね。オーバーの要らない日中と結構冷え込む朝晩。風邪引かないよう皆さんご注意下さい。僕はいたって元気です!1月3日のNHK、是非皆さん見てくださいね。今年は結構後のほうで歌うようです。その後越谷と横浜でニューイヤーコンサートもあります。会場でまた会いましょう!

銀座 ラ ベットラ ダ オチアイ

今日本で一番予約を取るのが難しいと言われる店、落合シェフの城に出かけてまいりました。今日は普段から本当に可愛がって頂いている「仲間」4夫婦8人とご一緒させて頂きました。名前を申し上げればげげっというほどそれぞれの世界で名を馳せている方々ですが、きっと明かすと嫌がられると思うので伏せておきます。さてシェフの料理は超本格派かつ素材の力を生かしながら一口目から食べた人を幸せにする旨みに満ち溢れていました。本日の主宰者の先生流で、セコンドピアットから食べ始めます。これはプリモ・炭水化物でお腹が一杯になる前に上手いものを食べてしまおうと言う発想で、やってみると意外と具合が良いのです。発想の転換は時に重要な喜びを享受できるのですね。また一つ学びました。セコンドのイカ、アナゴ、羊のグリル、牛ホホ肉の赤ワイン煮、どれも一口目で笑顔になってしまいます。プリモのタルトゥフォのパスタや真冬の冷製カッペッリーニは、味と共に茹で具合が最高!アルデンテかつ麺を乳化させる仕事がかって味わった事がない程完璧でした。そしてドルチェのクレーマカラメル!いわゆるカスタードプリンは上品でくどくなく、まるでイタリアのお母さんが後ろでレシピを指示して、三つ星シェフがオーブンで焼き上げたかのような美味しさと完璧さがありました!僕はその名前の響きに負けて「イチゴミルクのシャーベット」を食べてしまったのですが、これも美味しい!大大満足の2時間半を過ごしました。是非また行きたいんだけど自力で予約は出来るだろうか、それが疑問です・・・

2008年12月28日

料理王国アカデミーでのパーティ

僕のオフィスのあるビルの11階にある「料理王国アカデミー」は、普段多彩な講師陣によるカルチャースクールが開かれたり、取材・記者会見などを行うのに非常に優れたスペースで、大きな窓から東京タワーが見える(というかこぼれ出すような)素敵なロケーションを持つスペースである。シェフが常駐しているので事前に予約すれば50人ぐらいまでのパーティが気軽に楽しめる、ある意味居心地の良いおしゃれな隠れ家である。そこでパーティがあった。スパゲッティやお肉料理や、お魚料理やチーズにドルチェ、シェフの趣向を凝らした料理が(そして懐かしさを感じる味の)テーブル狭しと並び集う人々の会話も弾む。ランチは「これから先一度も同じメニューは出しません」とシェフが豪語している通り、時々ながらお邪魔する僕たちはバラエティーに飛んだメニューを楽しむことが出来る。最近は一般にも開放していて、事前に連絡を入れればだが誰でも入れる。そこは楽しく、情報交換が出来、芸術を語り日本の将来を語る、新しく面白いスペースである。本来サロンの持つ良い面を現代に復活させた、面白いスペースに最近はまっているのである。

2008年12月29日

NHKニューイヤーコンサートリアルタイム速報・オケ合わせ

今日は1月3日年初めのコンサートであるNHKニューイヤーオペラコンサートの合同オケ合わせであった。懐かしい面々と再会しハッピーだった!いくつか見所があるが、まずはソプラノ・幸田浩子さんの衣装に注目!かわいらしい、本当に夢の世界から出てきたような衣装をお楽しみに!第二の小林幸子誕生か?と話題持ち切りでした。僕はかなり後の方で歌います。まだはっきり公表できないのが残念ですが・・・去年にも増して面白いコンサートになりそうです。1月3日19:00、NHKホールか教育テレビで、皆様をお待ちしております!

2008年12月30日

台所と呼ばれる築地

久しぶりに目覚ましをかけて、まだ薄暗い東京の空を睨みながら築地に車を走らせた。場外に近づくとそこは既に長蛇の列、書き分けてまずは場内へ。まずお目当ては大和すし。しかし甘かった。既に数十人の列が!待つとしたら何時間という感じだったので「うまい鮨勘」へ。ここは仙台でおなじみの店である。久しぶりのお寿司でお腹を満たして場外へ。さて、ちょっとした戦争である。みな思い思いの店に寄り付くので通路は大混雑、おまけにヨーロッパのように人とぶつかり合う事を何とも思わないので、しっかり踏ん張りながら出ないと飛ばされてしまう。お年寄り、子供、女性は大変であろう。50人くらいの列が2つほどあるので何かと思えば、「卵焼き」と「焼き豚」の列。そんなにうまいのだろうか?後ろ髪を引かれつつもここは通過。お目当ての鮪と牛肉、えびと鶏がらを買い込み握り締めて、まだまだごった返しの度合いを増すゾーンから離脱した。年末の風物詩として、必ずアメ横と並んでレポートされる築地。ここには人のエネルギーがある。最近外国人の傍若無人振りに業を煮やした市場の人たちが締め出しを敢行しているけど、どこの国に言ってもその国のエネルギーのバロメーターは市場で図る事がが出来るのである。現在日本の食事・食材の国内消費の14%はこれら外国人に拠ることを忘れてはならない。彼らは「ちょっと規則を覚えていないだけのお得意さん」なのである。教えてあげればよいのだ。やってはいけないことを。さて、歩き疲れてコーヒーを飲み、今家に帰ってきた。ぐっすり眠れそうだ。

2008年12月31日

大晦日の高揚感

昔から母親とおばあちゃんが年越しの澄まし汁を造る香りを嗅ぐと殊の外幸せな気持ちになったものである。我が家は燃料業を営んでいたものだから、夕方6時くらいまでガスや灯油を届け、まさに仕事納めは12月31日の夜。6時過ぎから一家が集まりご馳走を楽しんだ。ぶりの酒かす汁、前述のけんちんのような澄まし汁、新潟方面からの刺身やお肉やなんやらかやら。本当に楽しみな瞬間であった。晩酌に慣れた祖父が杯を傾け、普段お酒を飲まない父がビールで顔を赤らめ、レコード大賞と、紅白歌合戦を12時30分まで見て、それから温かい格好をして近所の神社に出かける。いわゆる「2年参り」というやつで、旧年と新年の挨拶が一時に出来、ご利益も大きいと言うあれである。当然屋台なども出て、にぎやかな気分を盛り上げてくれる。僕にとって一番身近な≪ハレ≫の時であった。田舎なものだから正月やお祭りの時は皆高揚感が違う。何か使命感を感じて3が日を誇らしげに過ごしたものだった。今日は大晦日。東京に住み、習慣も変容し、コンビニなど年中無休のお店も増え、実生活的には普段とあまり変わらなくなってしまったけど、どことなく心がわくわくするのはこの小さい時に味わった気持ちがベースにあるからなのだろう。今日は大晦日。台所から家内が作る煮物のだしの香りに懐かしさを感じ、抜けるような冬の青空を眺めながら、満ち足りた気分で過ごす今年を心から感謝したい。そして来年はより一層の飛躍を。もっと幸せな演奏会をたくさん皆さんと味わってゆきたいと思います!