お正月のお飾りを焚いて頂きに神田明神に出かけた。ここには初めて来たがなんと懐かしい事か。いわゆる銭形平次の舞台であるが、僕が幼い時に感じた≪東京≫がそこにあった。この感覚は早稲田の地蔵横丁で味わったものと同じである。伝統や風習に根ざした、何かうきうきするようなハレの空気に満ち溢れていた。最近この雰囲気を味わう事は少なくて、刺激的なことは世間に転がっているのに、神輿を担ぐ直前のような心のプチ高ぶりはなかなか味わえていない。参拝客の人込みに揉まれながら、人との距離感に安心感をもつ西洋人と逆の居心地の良さを感じることが出来た。江戸文化、いまだ息づく。
