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約束の地 セビリアへ

この町は来なくてはいけない町だった。昨年8月、45℃を記録する真夏のある日、タバコ工場の前に立って、1年後の「カルメン」の成功を神頼みしてきたのであった。その時は途方も無い事と思っていたけど皆様の助けも有って大成功を収め、その御礼をどうしても言いたかった。正門前に立つと、今はセビリア大学の校舎と化した古の物語のスタートの地が、何か優しく僕を包み込んでくれたかのようだった。おまけにカルメンの神様が(誰だろう、一体?)「さあ、美味しいものやお酒を存分に楽しんでいってくれ」と言っている様な気がして、昨日にも増しておいしい「tapas」をはしごした。幻聴ではない。確かに聞こえたのである。アンダルシア地方の「TAPAS」が最高である事は、既に1年前から仕入れてあった情報である。カウンターに腰掛け、目の前に並ぶお惣菜を指差し、小皿に少量入れてもらう。こうするとたくさんの種類が味わえる。一日の疲れどころか1年分くらい癒せそうな幸せな瞬間であった。明日は、もっとTapasを知り尽くした町、グラナダである。

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