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いわしとバカリャオ

紀尾井のコンサートも近いので毎日練習モードに入っている。今回は思い出の曲を引っ張り出してきたので準備にも特に気合が入る。練習の後無性にポルトゲーゼを食したくなり麻布十番「ア・タスカ」へ。ここは本物のポルトガル料理が食べられる。数年前にリスボンに行った時、いわしの丸焼きが美味しくて目を見張ったものだった。ここでももちろんそのいわしと、バカリャオ(塩漬けタラ)のいもコロッケを頂く。塩が特別のものを使っているのか香ばしく、甘い。このいわしの匂いは日本の食卓に必ず溢れていたにおいだったが今は少ないね。猫のように頭からかぶりついてしまった。コロッケはタラの身をほぐして混ぜ込んである。これが極めて旨い。イタリアでは「バカラを使いこなせれば一人前」と言われるが、塩の抜き加減が難しい。抜きすぎてもだめだし、しょっぱいのはもっといけない。今日のは最上だった。店のリカルドとカルチョ談義に花を咲かせ、心地よい春の午後を過ごす事ができた。

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